2023年度グッドデザイン賞受賞!
審査員推薦「私が選んだ一品」
日本の伝統的な木組みの技術と、現代の4方向縮管加工という新旧の技術の掛け合わせが、成熟している市場に新しいあたりまえとなり得る発明を生み出した。製造の簡易化・軽量化・低コスト化・そして高い環境性能を相乗的に導いており、今後さまざまな用途と目的への展開を期待したい製品である。
クロステノンとは
X-tenon(クロステノン)は、日本伝統的の木組の1つである「ほぞ継ぎ」をヒントにした、金属パイプの新しい嵌合式接続工法です。
パイプ先端を特殊縮管し、1本のボルトで簡単に締結。高い剛性と高精度な収まりを実現しました。
多様な産業・製品に展開でき、物流パレットでは、組みバラシが簡単にできるのでサイズ変更や再生利用も可能です。
異素材接合による軽量化は燃費改善にも効果があり、カーボンニュートラルにも繋がっていきます。
クロステノンの特徴
ボルト1本で簡単に強固に嵌合接続が可能!
クロステノンを使用したフレームは、組付けをボルト1本だけで行っています。従来のフレームは溶接により製造されており、熟練した技術が必要でしたが、本工法では誰でも簡単に組み立てることが可能です。そのため現場で仕様変更が必要になった際に、即座に対応することができます。また、特殊縮管により成形したX字形ほぞの外周全面を締め付けることで固定部のねじれや滑りを防止し、高い剛性を実現しました。
スチール x アルミなどの異素材接合をスマートに実現!
クロステノンを使用することで、溶接では難しかった異素材の接合が可能になります。また、接合時にはジョイント部品を必要とせず、構成部品はパイプとボルトのみであるため、構造体としての表面は突起や段差のないフラットなものとなり、意匠性にも優れています。必要に応じて、ケーシングなどの取り付けも容易に行うことができます。
スチール x アルミなどの異素材接合をスマートに実現!
クロステノンを使用することで、溶接では難しかった異素材の接合が可能になります。また、接合時にはジョイント部品を必要とせず、構成部品はパイプとボルトのみであるため、構造体としての表面は突起や段差のないフラットなものとなり、意匠性にも優れています。必要に応じて、ケーシングなどの取り付けも容易に行うことができます。
フレーム製造時・輸送時のCO2排出量を大幅削減!
多くの輸送用パレットや設備架台のほとんどは、スチール製の厚肉パイプフレーム溶接で構成されています。構造が過剰な強度になっている場合、クロステノンを使用し材料を薄肉スチール製パイプやアルミパイプにすることで大幅な軽量化が実現でき、輸送トラックの燃費向上が期待されます。また、溶接を必要としないため、製造段階・輸送段階の両方でCO2排出を抑制することができます。
クロステノン工法の活用イメージ
運送・製造業界
トラックの運送用パレットに
工場の保管棚や設備の架台に
●物流量1/4 ●簡単組立で高合成
●アルミ複合化による軽量化→燃費向上・労働負荷の軽減
●溶接品+クロステノン工法の複合構造も可能
各種仮設構造物
イベントの展示架台・間仕切り
仮設住宅や足場の設置
●展示物に合わせた自由設計
●何度も再利用可能 ●簡単組立で施工短縮
インテリア・DIY
居室やガレージのインテリアに
DIYショップでの部材販売
●自由で簡単な組ばらし
●棚、テーブル、ベンチ、パーティション、日除け等
●材料売りのシステム商品 ●アイデアを形に
非常時対策キット
非常時に必要な設備を簡単組立!
クロステノンの解説動画
構造説明
組付け
●クロステノンを活用した製品の共同開発企業様
●クロステノンを採用したいユーザー様
お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください!